温活について考えてみる
温活とは、
主に女性が、体を温めることで体内の血の巡りをよくし、美容効果を期待したり、冷え性や生理痛などの改善を目指すことを意味する語。具体的には、靴下を重ねて着用する、使い捨てカイロを携行する、時間をかけて足湯をするなどの行動がとられることが多い。
<weblio辞書から抜粋>
また別のサイトでは、
「健康や体調管理のために体を温めて基礎体温を高める活動」を指します。
「温活」は体の外側から温める活動と内側から温める活動ふたつに大別されます。
<新しい言葉から抜粋>
とあります。
mitraで提供するハマム浴を始め、入浴、岩盤浴、ハーブテント、よもぎ蒸し、カイロの使用、身体を温める物を飲食するなど、世の中には実にいろんな温活の方法が存在しますね。冷え症を改善したいみなさまも色々な方法を取り入れているに違いありません。私もその一人です。しかしながら、体温を上げるために、ただ闇雲に外側から温め、温かい飲み物を身体に取り込めば良い、という訳ではなさそうです。
過去のブログでも温めることの重要性をお伝えしていますが、やはり基本となるのは自分の身体機能を強化することだと思います。基礎代謝量が低ければ熱を生み出すことが出来ずに体温が低下しやすくなります。
では身体の熱(体熱)はどこで作られているのでしょうか?
そのひとつは筋肉です。筋肉が熱産生をして、発汗が熱放散することにより、私たちの体温は常に一定に保たれるようになっています。
一日に消費される総エネルギー消費は、
・基礎代謝 約60%
・身体活動(運動など)による代謝 約30%
・食事誘発性熱産生(食事を消化吸収する時に生まれる) 約10%
です。
エネルギー消費の大半を占める基礎代謝。これを高めることが冷え性改善に繋がることだと考えられます。
上記の表を見る通り、基礎代謝量が占める各器官、組織の比率で多いのは肝臓、脳、筋肉の3つです。この中で意識的に鍛えることが出来るのは筋肉だけです。
悲しいことに基礎代謝量は加齢と共に低下していきます。何もしないと筋肉量も減ってしまいます。
ですので、なるべく身体を動かして筋肉を維持することが必要なんですね!
運動といっても何をすればいいの?
自分に合ったもの、簡単で毎日続けられるものがいいと思います。
私は以前、ジョギングや軽いエクササイズをしていましたが、張り切りすぎとジョギング時のフォームが悪かったせいで、膝と股関節を痛めてしまったので今は中止しています。今やっていることは普段の生活の中で出来ることをしています。車の利用を減らして歩くか自転車の利用をしたり、座る時間を減らしたりなどです。
私の母は毎朝ラジオ体操に出かけ、その後はゆっくり自分のペースでウォーキングをしているそうです。80歳で持病もありますが未だ杖をつく必要もなく自転車も軽快に乗りこなし、いつも元気そうです。
基礎代謝量を上げる=筋肉量を増やす。このことが温活の効果を得るために重要だと考えられます。
筋肉を増やすには、運動以外に食事内容も見直して偏りなくバランスの良い食事を心がけることも大切ですね!
0コメント